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大串洋の農業研修記

Vol.1
オーストラリア&
ニュージーランド編Australia and New Zealand 2016.1-2

2016年の1月~2月にかけて、りんご作業が一息ついたので、あこがれの農業先進地であるオーストラリアニュージーランドの2つの国、計11か所の地域を研修して来ました。その中から特に印象に残った5か所の町をご紹介します。

Australia Yongオーストラリア/ヤング

オーストラリア、シドニー空港に降りると、雪降る日本とは真逆の夏真っ盛り!最初の目的地はヤング。ヤングはシドニーから南西へ約380km内陸にありサクランボ栽培が有名な町です。そこを目指して広大な牧草地を延々とドライブ。
牧草しか見えない道に早くもオーストラリアのビッグなスケールを感じながら、空港出発から約4時間後に目的地に到着!

僕が訪れたのはマイクさんが経営している農園。ヤングのこの地域では一軒の農家が平均3,000haも所有し、牛や羊も放牧しています。
マイクさんはサクランボ・プラム・りんごを栽培していて、果樹園の中になんと野生のカンガルーが数匹休んでいました。僕たちを見てあわてて逃げるでもなく、まったりくつろいでいるので思わず「飼っているんですか?」と尋ねたほど。野生のカンガルーに毎日会える農園!さすがに世界は広い!

ヤングの農園主マイクさんと僕

Australia Orangeオーストラリア/オレンジ

次の町はオレンジ。旧火山の麓にあるこの町は肥沃な火山性の土壌で様々な農作物を生産、りんごは日本の品種フジの栽培に力を入れていました。
ここは冬は非常に寒く毎年ヒョウが降るため、園全体にネットが張られていました。これだけの面積に張り巡らされると、それだけでもう日本では見たことがない圧巻のネット風景です。

Australia Stanthorpeオーストラリア/スタンソープ

次はスタンソープ。クイーンズランド州で一番標高が高く、夏場でも早朝は息が白くなるそう。ワイナリーが有名な町です。春はいちご、夏は野菜、秋はりんごに…ワイナリーといえば、そう、ぶどう!
どこまでも続くぶどう畑と多くのワイナリーに果物の大きな可能性を感じました。
旬のみ味わえる果物は美味しくて最高の贅沢ですが、年中旬の味を楽しめる加工品も捨てがたい。僕の「葉とらずりんご」も生食だけでなく、オリジナル100%ジュースにしています。りんごのワインもおいしそうだなー!と思いを馳せつつ、ニュージーランドへ旅立ちました。

NewZealand Cromwellニュージーランド/クロムウェル

隣の国ニュージーランドは、日本と同じ島国。映画の舞台にもなる大自然の国です。
まず、クイーンズタウンから北に50km。クロムウェルという町に行きました。
別名果樹園の町と聞いては、いち農業主としては負けていられない!新情報GET!とりんごや桃を栽培するジョンソン果樹園さんに勇んで飛び込み…

木をV字型に仕立てトラクターに階段を取り付けたような機械で効率よく収穫
最新PC搭載の8個のカメラが果物の傷を瞬時に見分け1日15トンの果物を選果

初めて見る最新式の選果機や大きな農機、効率を重視した作業スピード!
さすが果樹園の町の農園だなと驚きっぱなしでした。

NewZealand Nelsonニュージーランド/ネルソン

最後に寄った町ネルソン。別名「サニーネルソン」と呼ばれるほど日照時間の長い場所です。ここCEDERMAN BROSでは、なんと50haのりんご畑!今現地の季節はちょうど夏。りんごなどの需要が多く、ほんの少し色づいた夏のフジりんごを輸出するために収穫真最中でした。

海外におけるりんごは主に食糧としての位置づけで、たわわに実ったりんごもほとんど摘果せず極小玉サイズ、真夏収穫するのでりんごの色は薄く当然味も落ちます。
どこの農園でも自前で地下水を掘り、全園地にドリップ冠水やスプリンクラーを導入。
コストをかけながらあの広大な面積を生かした効率的な機械や作業で採算を合わせています。自分の国や地域の特性を生かした、いろいろなやり方で自分の強みを知り、そこにとことん磨きをかける!僕は手間暇かけて美味しい果物を栽培して、皆様に心から喜んでもらう。
それが一番大切なことだし、それしかない!と強く思いました。
走行距離6,000キロの旅、気づきの多い充実した30日間でした。

2016年2月 大串 洋

おおぐし農園2への
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